迷うとき

わたしの人生の経歴はほんの少しだけ変わっている。

ほんの、ほんの少しだけ。

芸能人でもスポーツマンでもないけど、
高校に上がるときに上京した。

大学卒業までの7年を東京と埼玉ですごした。

東京に出るまで、
田舎者だった私には、
たいへんに恐ろしい所へいかなくてはいけない、どうしよう、
という気持ちばかりだった。

私のような人は多くはない。

だけど、決して珍しいことではない。

いじめられるとか、そんなことは、住んでいた所には起因しないと知った。

普通から外れることにとても恐怖感を覚える子供だった。
みんなそうだっただろうか。

だけど、普通の流れとずれてしまうことは、不思議と弱点とはならない。

時々、人生には誰しもそうゆうことがあるとおもう。
自分の思いのよらない流れがあって、流されるしかないときが。

わたしにはそれが、15歳のときだった。

そして次には、22歳のときだった。

自分の居場所は自分では決められないのだ、と思った。

私はいま故郷にいる。

そして7年たった今度は、自分の意思で、この地を出ようと思う。